目次

DokuWiki

このサイトで採用している wiki クローン.PHP で実装され,ページのソースがファイルとして格納されているシンプルな構成.

インストール

ダウンロード

DokuWiki 公式サイトから tar ball をダウンロードする.公式サイトでは,バージョン・言語・標準的なプラグインを選択すると,必要なモジュールをひとつのパッケージにまとめた tar ball を提供してくれる.ユーザは dokuwiki を配置するディレクトリにこれを展開するだけでよい.

インストーラの起動

パッケージを展開したディレクトリをブラウザから参照するとエラーメッセージが表示される. エラーメッセージにはインストーラを起動するためのリンクが含まれているので, これをクリックしてインストーラを起動する.

インストーラを起動すると,まずは conf や data などいくつものディレクトリについて アクセス権設定が不適切であるとのメッセージが表示される. これは httpd がユーザ _www,グループ _www で dokuwiki にアクセスすることによる. この問題を解決するには,conf と data およびその下にあるディレクトリのグループを _www に変更し, いずれのディレクトリも group writable にする.

アクセス権が適切に設定されると,dokuwiki の設定ウィザード・ページが開く. トップページの名前や言語など,必要な項目を好みに応じて適切に設定する. ユーザの登録もインストーラから行う.

設定ウィザードで設定を保存するとインストーラの削除が促されるので, 攻撃を受けないよう install.php を削除する. インストーラによる設定が完了すると,トップページへアクセスできるようになる. 後は管理インタフェースからプラグインの設定など,必要に応じて細かい調整を行う.

アップデート

DokuWiki では,新しいバージョンがリリースされていないか常に自動的にチェックをしている. 新しいバージョンが見つかると,パンくずリストの下にアップデートを促すメッセージが表示される.

バックアップ

<color red>更新の前にバックアップを必ずとっておくこと.tar ball に固めておけば十分</color>

ダウンロード

インストールと同様にDokuWiki 公式サイトから tar ball をダウンロードする. これを適当なディレクトリに展開しておき,更新に備える.

更新

rsync を用いて更新を行う.ディレクトリ名の末尾にスラッシュ (/) を付けておくのを忘れないこと.これを忘れると current_version_dir の中に new_version_dir が作成されてしまう.

不要ファイルの削除

バージョンアップで不要になったファイルを削除する.不要になったファイル名は data/deleted.files にまとめられているので,これを使って削除する.

アクセス権の調整

rsync で上書きされたファイルは,rsync を実行したユーザのグループに属してしまう.conf ディレクトリおよび data ディレクトリについては,インストール時と同様に _www グループに変更する.

またすでに運用されてきた dokuwiki では _www の権限でさまざまなファイルが生成されている.これらについても _www グループに属するようパーミッションを調整しておく.

設定

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